080323sun 090323up

さて 今日はなにからはじめるか と ぽやっとしたところへ

めずらしいひとから電話がかかってきた

春だね  天気いいし 〇△×□のこと思い出してさ  起きてた? 

自分から電話をかけてくることの なかなかないひと

電池がきれてかけなおし 話つかれてきる

さて 今日はなにをしようかな

と ほんとは とっくに決めてある

いそいそと 手紙のあて名をかきはじめる

こんどは母から電話がある 

自分からかけてくるのに 黙るくせがある




 
最近のこと 3月某日 090329up

じゃら じゃら ぐじゃら ぐじゃら

ぐじゃ ぐじゃ ぐじゃら じゃら じゃら ……

ある日 上の部屋から盛大に

何か音がきこえてくる

何だかわからなく 音の大きさもなかなか

そうじ? せんたく? 模様替え?

せんたくばさみのたくさんついた 

せんたくもの干しをいじると 似たような音がするけど

せんたくもの干しを なにかふりふりしてるのか ?

……どうしてもわからない


ある日 お勝手しごとしていると

若造たちの にぎやかな声がしてきた

ちょっと窓から外をみると

数人の若造たちが 満面の笑顔にまぶしく日を浴びつつ

こちらへむかって歩いてくるところ

あわてて首をひっこめて (?)

楽しそうでなにより なんて思う

しばらくすると きこえてきた

楽しそうな 笑い声などまじりつつ

そうか こんなお天気のいい日に

なんと楽しそうに麻雀することよ

よろし よろし

楽しそうで よろし なんて思う


じゃら じゃら じゃら  

じゃら ぐじゃら





 
留守番した日 3月のある日 090331up

母はもう 山へでかけた

おばあちゃんのいる家へ留守番に ひと晩帰る

夕食を ろくに食べないし 話さない

私もつい 話すことが思い浮かばず その晩は過ぎた

朝食 お十時とすませ

お昼はもう少し なにか工夫して挽回したい と 台所にたつ

おばあちゃんの 足音がする

廊下にたたずんでる 気配がする


どうしよう


バーン!!  とすごい音

かけつけると

おばあちゃんが まっすぐ仰向けに 倒れてる

かけよって 顔を覗き込むと

目をあいて じっ と こっちを見てる

じっ と 私を見て 動かない

どきっ とする

瞬間  はてな  と思い

目の前で 私の顔を 動かしてみると

目線がついてこない

おばあちゃんの 黒目が動かない

おばあちゃんは 目をあいたまま 気絶してる

このまま 死んでしまうかもしれない と思った

おばあちゃんを  大声で呼びつづけながら 電話をにぎりしめる


何時間かして 救急の病院から戻ってくると

おばあちゃんは オムライスを食べた


けがも 異常も無い と診断された おばあちゃんは

母と私からしたら がらり と 様子が変わってしまった

それでも 無事でよかった と思いながら

食卓につき 三人で コップのビールを飲みながら

よるごはんを食べる


私のアパートの 部屋の前に

いつだかに植えた ヒヤシンスの芽が出てきて 花をつけたので

つい 毎日それを じーっ と 見ちゃうんだ〜

と 話していると

ぼんやりしていた おばあちゃんが 急に

「 そんなに見たら 「ハズカシイー!」 って  言ってるかもしれないよ 」

と言った



 


     
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